1. HOME
  2. 外科と芸術
  3. 外科医にきちんと希望を伝えるには

Surgery Art

外科と芸術

外科医にきちんと希望を伝えるには

かわいらしい女性が ちょっと悲しそうな顔つきで 診察室に入ってきた
カルテを見ると ”韓国で輪郭の手術を受けましたが 希望どおりになりませんでした 修正希望です” と書いてある

えっと どんなふうに希望を伝えましたか?

なりたい顔の写真を見せて それから ちゃんと口で説明しました

韓国語で?

いえ 通訳のひとに お願いして・・・

・・・そうですか それで ドクターは 理解できた と言ったんですね?

ん〜 でも わかりました ちゃんとしますと言ってました・・

・・・ちゃんと  ですか・・なにか図で説明するとか 写真でシミュレーションをするとかは なかったんですか?

はい そういうのはなかったですが 他の患者さんの症例写真を見せてくれました  それで みんな すごくかわいくなってたので 大丈夫かなと思って・・ それから先生とかスタッフさんとか みなさんすごく親切だったし・・

でも ドクターの診察は10分くらいだったんですよね?

はい・・そうなんですが・・


医療サービスを受ける場合には 明確な目的が必要です  ガンなら完全な治癒 不妊症なら妊娠 高血圧なら正常血圧 あるいは痛みや不安なら その軽減といった具合に どのような結果を求めるのかが はっきりしていなくちゃならない  なぜなら
医療は 不確実でリスクのあるサービス だからです

長く医療の現場で仕事をしてきた医者がいうのだから まちがいないです  ほぼ安全と言われている治療でも ええ〜〜! どうして!! といった恐ろしいことは たくさん見てきましたし 自身でも経験してきました  10万人に1人あるかないか ということでも 生じるときは生じるのです

ただ多くの疾患の場合 治療をしない方が マイナスのことが多いため 多少 不確実でリスクがあっても 医療サービスを受けたほうがよい ということになるのです

じゃ 美容医療はどうか というと 基本的には同じです
ほとんどの場合は 形や色の改善が目的になると思いますが 明確な目的が必要です  シミなら きれいに消えること  鼻や目なら「こういう形にする」というのが目的になります

だから 治療を受ける前には どういう形にする というのをきちんと決めて それをドクターと共有する必要があります  できれば 設計図に近いレベルで 決めておいた方が 間違いないと思います  そうすれば