手術器具を個人輸入してみた
これまでも 海外の学会に行ったときには,よく手術の器械を買ってきてたんだけど,このところの状況でそれもおあずけ・・・
で ちょっと剥離子とかが欲しいなぁ〜 と思って海外の機器メーカーのサイトを覗いてたら,頃合いのがいくつか見つかった.
海外発送もOKみたいだったので,早速ポチポチ・・・
ほんと 便利な世の中になったなぁ〜〜 と思ってた.
しかぁし!
まず,決済(怪しめの中東系業者だったので PayPal経由)を済ましたんだけど,2週間なんの音沙汰もない.
ふふっ・・・そんなこともあろうかと,PayPal使ったんだよ〜 で早速PayPalにクレームを入れる.
Fast international shipping なのに,まだ来ないし,催促の連絡もスルーされてる って
そしたら,案の定,翌日には連絡が来て,UPSで送ったと.
よしよし・・・そーだよ,クレジット 大事だよねっ.
で待つこと4日・・・ 追跡すると日本には着いてるみたいだけど,どこかで止まってる・・・
どうしたんでしょ,とおもってたら,UPSから電話がきた.
言うところでは,なにやら書類を作成して関東信越厚生局に提出しないことには 届けられないと・・・
ええ〜〜 そんなッ と思ったけど,まずはそこをなんとかお願いしますよ〜 と下手に出るも相手もなかなか折れない.
聞くと, 10点ほどの医療機器が含まれているとinvoiceに書かれてあり,規則上3セット以上になるからダメなんだと.
こっちも ちょっと苛ついて 「ちょっと前に送ってくれたFedexは ゼンゼンオッケーだったんですけどねぇ〜」って言ったら,「ウチは違いますわ,イヤ,なんならこのまま先方に送り返すこともできますけど〜」と言われてしまった.
う〜む,ここは相手に分がある.逆らうのは得ではない.
最後は,中身を開けて見て判断し,再度連絡するとのことで電話を切られた(税関職員かよ怒)
正直,いままでこんなメンドーなことを言われたことはない.どーしよーと一晩考えました.
で,翌日,電話がきました.
「中身 確認させてもろたんですけど,全部で12点あるんですけど〜」という担当者に
「はい そうなんですが それは1セットなんですよ」と答えた.
「そう言われても,12点もあるわけですからねぇ〜〜」
「ちょっと待ってください.あの〜外科の手術って ハサミ1本じゃできないですよね.他にメスとかピンセットとか いくつか揃ってはじめて手術ができるんですよ.ですから,これは12点で,1セットなんですよ!」
いや 決して詭弁などではない・・・事実だ.
まあ そんなやり取りで 結局はそのまま送ってもらえることになったんだけどね.
でも やっぱりスーツケースに入れてくるのが イチバンですねっ.
ぼちぼち,あの露天商みたいなとこで 物色したくなったわっ!