医療コメント
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの病状について、読売新聞の取材にコメントした。
実は、こういう場合のコメントは、とても難しい。
担当の記者さんとは、以前からのお付き合いなので、ほぼお任せで大丈夫なのだが、そうでない場合は本当に厄介だ。
とりわけ記事の書き手が、すでになんらかのストーリーを組み立てている場合、質問はその裏をとるものになる。
「ということは、**である、といって良いですか」
「えっ、まあ、そういうことになりますね・・」
「そうなると、将来、○○になってしまう心配がありますね!」
「う〜ん、そうばかりでもないんですが・・」
「将来○○になった場合は、この事故が原因ということもできますよね!!」
「・・・できなくもないですが・・・・」
「では、今回の件で、○○になるリスクを負ってしまったが、それはあまりに大きい代償だった、ということでしょうか。」
「ちょっと、待って下さい。見てもないですし、診断もできてないものを、仮定でそこまで言い切ることはできません。」
「・・・わかりました。じゃ、仮定、ということで結構ですから・・・」
やめてくれ〜 むちゃな。おそろしすぎる。
でも、こういうマスコミ、結構居るんですわ。
お気を付けください。
読売の健康面は、大丈夫です。