癌研セミナー
癌研有明病院・婦人科部長の滝澤憲先生が、創閉鎖についてのお話をと講演に呼んでくださった。
一昨年、産婦人科学会で私の講演の座長をして頂いたご縁だ。
少し時間があったので、有明に移転して6年ほどになる病院を案内して頂く。
がんという疾患に特化した病院であり、また研究部門とも独自の連携体勢が取られているとのことだった。
癌研病院の婦人科では、すでに全例に真皮縫合とドレーン、ダーマボンドという創閉鎖法を導入されている。
実際の創を野村秀高先生から見せて頂いたが、とてもきれいで、当然術後の経過もよい。
患者さんもドクターも満足されていると伺った。
また、3ヶ月前から肝胆膵部門も始められたとのことで、斎浦部長、吉岡先生から経過報告をお聞きした。
創は、ほんとにきれい。これまであちこちで見た肝胆膵の創の中でも、出色の仕上がり。
縫合だけでなく、開腹法や術中の創管理など、他のことにも気を配っていらっしゃるからだと思う。
懇親会では、学生時代お世話になった神保利春先生のお嬢様とお話する機会があった。途中で、実は・・とおっしゃられて、びっくり>
神保先生には、東大入局時に大変お世話になったので、なんとも、ご縁というか、こんな形でもお返しができたのであれば嬉しい。
会がはねたあと、癌研の形成外科チーム5名と居酒屋へ。
矢島先生はじめ、若いスタッフと楽しくお話させて頂く。良いチーム。
これからの形成外科の方向を決めるのは、若者だ。