産婦人科学会 大阪
震災の影響で延期となった今年の産婦人科学会。
学会としてはめずらしい、8月下旬の開催となったが、毎度のハンズオンセミナーに伺う。
20名の定員であらかじめ参加者を募って決めていたが、当日にどうしても参加されたいという方が続出。
講義とカメラモニターの聴講だけでもよろしければ、ということで50名ほどの立ち見の方を含めてスタートする。
みなさん、飲み込みが早く、どんどん真皮縫合をマスターされてゆく。
ちょっとした持針器の持ち方や回し方、左手のサポートに気をつければ、早くラクに縫ってゆける。
セミナー後に質問にいらした40代のドクターの病院では、術後の創の圧迫のために、「砂のう」を24時間、お腹の上にのっけていると言う。
「サクションドレーンを1本入れれば、十分ですよ!」と申し上げたが、サクションドレーンをご存じないとのことだった。
なかなか減らない術後の創トラブル。
このセミナー、まだまだ、続ける必要がありそうだ。