寝込む
久しぶりに、かぜを引いて寝込んでいた。
20時間以上、眠っただろうか。
いつも以上にワケのわからない夢をたくさん見た。
意識がふわぁ〜っと浮上しては、また沈むような感じを繰り返していた。
もういい、と体がつぶやいて、目が覚めた。
気づくと、頭にぽっかりと隙間がある。
ぎゅうぎゅう詰めだったようなのに、余裕がある。
なんだかすぐに埋めるのがもったいなくて、しばらく、なにも考えないでいた。
今までとは、ちがう何かでうまらないかな、と思って、じっと待っていた。
でも、歳のせいか
たいして今までと変わらないモノで、埋まってしまった・・
たぶん・・そうだ。
つまらなそうにしていたら、頃太郎が薄目でこっちを見ていた。