SHARE VIII
SHARE VIIIを開催する。
今回は、サージェリーファースト・アプローチの実際について、2つのチームから報告をしてもらうことにした。
SFAにかぎらず、顎変形症の治療は、矯正歯科医と外科医の共同作業で完結する。
どちらの治療もうまくいかないと、完成度のレベルが下がる。
しかし通常のアプローチの場合は、セイフティーネットが用意されているので、多少うまくいかない部分があっても、最終形にまで影響が及ぶことはまれだ。しかしSFAでは、このセイフティーネットが極端に少ない。だからそれぞれがきちんと仕事をこなさないと、問題が生じる。また、正確な見立てと、リスクヘッジを含めた計画立案が求められる。
そこで今回は、できるだけ矯正歯科の先生方にも参加して頂こうと、平日午後の開催となったが、30名以上の方にお集まり頂けた。
およそ半々の割合だったが、正直、heterogeneous な会場の雰囲気に少々緊張した。
なんというか、男子校の生徒がいきなり共学のクラスに入った感じとでもいうか、いい子にしてなくちゃダメというか。(いや、別に矯正の先生が女子というわけではなくて、自分が男子の感覚しか理解できないので、そんな気持ちということで。おそらく、矯正の先生も同じだったのかもしれません。・・・じゃ、男子校?)
4時間のセミナーの間中、緊張していたからだろうか、終わったらアタマがクタクタ、という感じだった。でも懇親会では多くの矯正歯科の先生方とお話でき、またいろいろな意見を頂戴できてとても楽しかった。
なかでも、「SFAでは、不時着するつもりで矯正を考える・・」という、ある先生のお言葉がツボに入ってしまい、しばらく笑いが止まらなかった。
そうか、不時着かぁ〜 ぼくらは悪くない着陸と思ってたんだけどなぁ。
なぜって、患者さんが喜んでくれてるから。