Compass over Maps
MIT Laboの伊藤穣一さんが、TEDでお話されていた内容から拝借し、最終講義のタイトルにさせて頂いた。
旅には、欠かせない地図。
私も新しい土地に行くときには、お世話になる。地図を眺めるのも、すきだ。
でも、地図を片手に街を歩くのは、ちょっと苦手。
なんだか、きちんとトレースしなくちゃならないような気がして、街の景色や空気を味わうことがうまくできない。「あっちの方」とだけ決めて歩き出して、脇道に入ったりしながら進んでいって、あれ、ここどの辺かな? となった時に、また地図のお世話になる、というのがいつものスタイルだ。
このタイトルを聞いたとき、なんだか自分の仕事のスタイルにぴったりという感じだった。
どうしたいか、が分かっていれば、進むことができる。
その時に、地図を持てばいい。
地図を集めてみたところで、行き先は教えてくれない。