自在置物
彫刻セミナーの中日に、小田さんの後輩のかたが、個展を開いていらっしゃるということで、有志で伺う。
作者の満田晴穂さんご本人も在廊して下さって、いろいろと教えて頂く。
自在置物とよばれるもので、明治時代から昭和の初期まで、よく作られていたものらしい。
特徴は、ホンモノと同じように動く(動かせる)ことだ。
材質は主に銅で、実物大に作るというのが、自在置物の決まりとされている。
私も以前、大きな竜と鯉を見たことがあって、興奮した覚えがある。
ヒレもウロコ部分も、動く!
ぐにゅっ とした感触がそのまま。
今回は、はじめて骨格(ウズラ)に挑戦されたとのこと。
「どうぞ、手に持ってみてください」
ええーーっつ、いいんですか!
手に取ってみると、なんとも言えない存在感がある。実際には、もっと軽いのだろうが、銅製の重さが生命を感じさせる。
関節可動域も再現されていて、ほそい爪先や頚椎まで、カクカク動く。
「上手にすると、立つんですよ〜」
ほ、ほんと?
おお〜〜〜
すごい!
まずい、だんだん欲しくなってきた・・・・
ほとんどが売約済となっていたので、衝動買いを免れましたが(幸いというか、ザンネンというか)、なんか、いつの日か買ってしまいそうです。(トンボがあったんだけど、これがね、かなり・・よかったんです・・・)