たのしい手術
手術がたのしいと言ったら語弊があるかもしれない
でも わたしは いつも楽しんでいる
もちろん 映画や音楽 おいしい食事などを楽しむ というのとはちょっとちがう
なんというか たとえば 登山ににているかもしれない 登頂までの決して楽ではないプロセスがあるからこそ 特別な達成感や爽快感が味わえる
緊張と責任と引き換えに 特別なご褒美をもらう っていう感じかもしれない
手術中は あるレベルのテンションを保ち続ける必要があるが 長丁場を乗り切るために 音楽をかける外科医は多い
私が医師になったころは 外科医の集中力が削がれるから 音楽なんてもってのほか という風潮だった
その後 音楽が術者をリラックスさせ 手術結果の向上にリンクすることがあきらかになり 一般的になった
手術に集中力は欠かせない しかし過度の緊張が続くことは かえってミスを誘発することになる 言い換えると 適度な緊張感が重要で その作り方にはそれぞれ個人のスタイルがある
ちなにみアタシは
1.雑談で導入
2.鼻唄で開始
3.ちと黙る
4.○○さん あなたの○○(手術部位)ムツカシイわ〜 とつぶやく・・
5.**だから こうなっとんのか・・ ふむ と独り言
6.おっ ええやん・・と自画自賛
7.雑談で 締めにはいる
8.うん かわいい かわいい・・と再度自画自賛して終了
うしろで流れるBGMは 60年代と最近の jazz および軽めのラップです