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外科医もPDCA

先日 見学に来ていた若いドクターが

こんなに手術中の写真 撮ってる人って 他に見たことないです〜

と言うので
だって 写真 撮っとかないと,あとで何やったのか よくわかんないじゃん と答えた.

たしかにアタシは,手術中に写真をよく撮る.ビデオ撮影もする.
でもこれは,研修医のときに,さんざん仕込まれた習性みたいなもので,特別とは思っていない.

オペレコ(手術記録)じゃ ダメなんですか?

う〜ん ダメじゃないけど 人間のやることって 思い込みが多いからさ・・
実際 オペレコって,ちゃんとやった”つもり”で書いちゃうこと,多くない? そんな記録,あとから見ても意味ないしね.

手術にかぎらないけど ”ただ やっただけ” では,どうしようもない.
どうしたら もっとよくなるのか,をフィードバックすることが大事で,ビジネスでよく使われる「PDCAサイクル」と同じだ.

P 手術計画をたてる
D 手術をする
C 結果を評価する
A 次の手術で改善するところを記録して備える

これって,ぜんぜん当たり前だと思うんだけど,これまで多くの外科医を見てきたなかで,P,Dで終わりにしているひとが少なくないんだ.
手術が順調なら,うまくできたー,と喜んでおしまいにする,うまくいかなかったら,むつかしい症例だったなー,と自分をなぐさめてる.

上手くいったら,もっと上手くなるための,あら探しをする,うまくいかなかったら,一番最初の計画からもう一度ぜんぶ見直す.評価とそのフィードバックをしないと,ぜったいに上達しない.

そして,ある一定数をやってみたら,その時点で総ざらいをしてデータを集める.数字やグラフに落としこむと,見えてくるモノがある.

だから,手術以外の時間がとても大事.手術の時間が2時間としたら,計画に1時間,評価と改善の検討に1時間くらいは必要だろう.

バカみたいにたくさん手術をしたら,ダメなんだよ.
ていねいに,大事にね.

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