ケガしないとわからない
この春先に腓骨を折った.
骨折は 人生で4回めになる.
両側の橈骨、鎖骨につづいてだ.
原因は,まあ 滑って転んで ということなんだけど,ぜんぜんかっこわるい理由なので,そこは勘弁していただこう.
内固定したほうがよい ってことで,入院することになったのだけれど,幸い2泊3日ですんだ.
おかげで,仕事に大きな支障はなかったのだけれど,何人かの患者さんには,日程の変更をお願いすることになり,ご迷惑をお掛けしてしまった.
2時間ほどのオペだったが,術後はやっぱり辛い.
フェンタニルのせいだと思うけど,なんともいえない気持ち悪〜い鎮痛感・・・
さんざん人様を切ってきた外科医がいうのもなんだけど,できれば手術は受けたくないわ・・・
退院して2週目くらいに どうしても学会に参加しなくちゃならなくて 松葉で会場を移動してたら
「センセー どうしたんですかっ!」
ってあっちこっちから声かけられて,その都度
「うん ちょっとね・・・転けちゃってね・・テヘ・・」 て.
1カ月ほど松葉杖で過ごし,その後,だんだんと荷重を増やして 今はもうすっかりよくなったんだけど,意外にも松葉になれた体のバランスを取り戻すのに時間がかかった.
バランスが崩れる→代償する→慣れる→元に戻す→バランスが崩れる→代償する→やっと元どおり ってかんじ.
そんなとき,リハビリの先生のちょっとしたアドバイスが ほんと助かった.
自分ではわからない 軸のよじれとか 動きの制限とかを指摘してくれて,適切な改善法を教えてくれる.
あっ そうだったのか.だからか〜 ほんとだ! ラクになった.痛くない・・
プロのガイドって とっても大事でありがたいと あらためて思った.
それから 同じことが別の視点から見えたり,体のバランス・調和の大切さがわかったりと
毎回そうだけど ケガは いろいろと教えてくれますわ.痛いけど・・