愛されるネズミ男はいつもぐだぐだ
子どもの頃、よく見たアニメのひとつに、ゲゲゲの鬼太郎がある。
毎回、似たようなストーリーが展開され、それぞれのキャラクターがきっちりとその役割を果たしてくれる。
いろいろなキャラのなかでも、私はネズミ男が好きだった。
好奇心が強く、いつもやっかいなことに首を突っ込んで面倒をしょってくる。
少々、腹黒いところもあるが、憎めないところもあるし、そもそもやっかいの元凶は人間のことが多い。
キタローも毎回、懲らしめてはいるが、次の回では「おーい、ネズミ男ー」と優しく呼びかけている。
なんともチャーミングなキャラではないか。
そんなわけで、ウチにはあちこちにネズミ男がいる。
PCモニターの上にあぐらをかく、ネズミ男。疥癬の具合もきちんと表現されている。
箸置きもあるぞ。
(ぬりかべも、好きなキャラだ)
これ以外にも、鳥取で買ってきてもらった酒とか、キーホルダーとか・・
人の煩悩を目一杯、吐き続ける姿が、なんともすがすがしく見えるのは、それがうらやましいからなんだと思う。