バルト海の空
ヘルシンキをふらついている。
10度とやや寒いが、日本の猛暑よりずっとよい。
フィンランドは北欧にくくられることが多いが、言語はウラル語圏になる。このため北ゲルマン語圏のスウェーデンやノルウエー、デンマークとは若干文化が異なるようだ。ただ、500年以上、スウェーデンの支配下にあったこともあり、今でも約5−6%はスウェーデン語を話す人がおり、街のほとんどの標識は、フィンランド語とスウェーデン語が併記されている。
いくつか知った単語を見ると、なつかしい。
街は、安全だ。
日没の10時くらいに繁華街を歩いても、怪しい雰囲気はほとんどない。
今回は、とくに何かをするわけでもないので、建物や人を見ている。
飽きたら、今度は、海や空に目がいく。
痛かった首が、すうっと伸びた。
PCとルーペと口の中を覗き過ぎたんだと思った。