マイクロファイナンス その3
なぜ貧困から抜け出せないのか。
それは、お金が循環しないためだと、マイクロファイナンスインターナショナル社長の枋迫篤昌(とちさこ)さんは言う。
貧困社会を無くすには、お金が回るシステムを構築するのが重要だという理念の下、ワシントンで起業された。
少し古い記事になるが、読んで頂ければわかると思う。
http://thurly.net/05h3
人がなんらかの労働をして、その対価としてお金を手にする。
そしてお金を使って、生活に必要なモノを手に入れる。
こうした一連の流れがある量でまんべんなく循環する社会は、貧困から抜け出せる。
そのためにはまず、システムが立ち上がるだけの起業資金が必要で、この貸し付けを低金利でする。
最初にこのことを知った時、とても感動した。
これほど現実的で、自立的な援助システムは、他にない。
お金と社会は表裏一体で動いている。
当たり前のようなことだが、その中にいると、気づかなかった。
ただ医療界では、こうしたお金の話を微妙に遠ざける空気がある。
それは、赤髭に代表される医療の持つ根源的なヒューマニズムと
現実的な資本主義社会とが軋轢を生じやすいからかもしれない。
しかし、お金抜きに今の医療は成立しないことは、誰の目にも明らかだ。
お金とは、しっかり向かい合う必要があると思う。
西原理恵子のこの世で一番大事な「カネ」の話
いつも油断しないできちんと向きあう必要がある、というよいお話。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 理論社
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