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ねじ子のヒミツ手技

なんと、5万部という。

医療現場を考えたときの市場は、およそ医師 28万人、看護師 80万人、合わせて100万ちょっとだ。

そこでの5万部は、驚異的である。
著者の HP によると、現役の若い女性ドクターで、医学生時代から漫画を描いてコミケに参加していたとのこと。

本は、きわめて懇切丁寧で、優しく愛情に満ちた画風と解説にあふれている。
これほどわかりやすい解説は、相当に理解していないと、出てこないレベル。
かなり、デキる医師であることは、まちがいない。

また、キュートな画風に目がいってしまいがちだが、医師自身の手によるものなので、医学的な間違いは皆無。

実際、素人のイラストレーターに依頼すると、あり得ない線の入ったものや構図が次から次へと上がってきて、閉口することが多い。本の根幹になるところにもかかわらず、意外にやっかいな部分であることは、この手の本を作ったことがある人ならわかるだろう。

自己紹介で、「ブラックジャックではなく、手塚治虫に憧れて医者になろうと思ったクチ」とのことで、このあたりからして、そこらへんの医師とは、志が違う!

こうした同業者がいてくれたことを、とても嬉しく誇りに思ったのでした。

おすすめです。

ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson

ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson

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