年越し蕎麦会
恒例の年越し蕎麦会を、またまた長寿庵さんでする。
久しぶりの石油ストーブのかをりを楽しみにしていたのだが、店に入るとなんだかよろしくない匂いがする。
「なんだか、急にストーブの調子がわるくなっちゃって・・」と大将。
「じきに良くなると思うんだけどねぇ、ちょっと外で見てきますわ」と持ち出してしまった。
ええ〜〜〜、唯一の暖房器具なんだけど。
ま、仕方ない。
寒けりゃ、熱燗で。
皆の今年の振り返りと、来年の抱負を聞く。
好きな時間だ。
成長というのとは違うのだろうが、大きくなる、太くなる、逞しくなる、豊かになる、そんな変化をみて、うれしくなる。
そんな自分はどうかというと、ちょっとこのところ動きが停滞気味。
理由は、わかっている。
これまで、幾度となく経験してきた、あれだ。
だから対処法も、知っている。
「直りましたワ」
大将が、ストーブを持って入ってきた。
おお、あったかい。
赤く焼けたネットと、灯油のかをり。
これで、しめたせいろが一段とうまくなる。
でも、その前にもう一本、お銚子を。
よい、夜でした。