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マルコビッチの穴

先日 ある講演会で おもしろい話を聞いた

パイロットのトレーニングについてだ

さまざまなトレーニングをやるなかで もっとも大事なことは できるだけ少ない回数で 的確にスキルを身につけることらしい

理由は簡単で 教育費用が高いから

シミュレーターを含めて トレーニングには 相当のコストがかかる

なかでも実際の飛行訓練は 燃料代にはじまり整備費用まで 

とにかくベラボーな費用がかかる

だから なんども飛行機を飛ばすわけには いかない

とにかく 1回のフライトで できるだけ多くのことを習得してもらう必要がある だから 覚えがよい というのは とても大事なことらしい

これを聞いて 手術と まったくおなじだな と思った

以前にも書いたが 100例やっても そこそこにしか上手くならない外科医がいる一方で 20例もやれば ビックリするくらいのスピードで スキルを高める外科医もいる

on the job training にならざるを得ない外科教育では

患者さんの負担をできるだけ 減らしたい

だから1回の経験から 多くのことを習得してほしい

どーしたら いいかって?

それは 想像力を豊かにすることだよ

この膜の向こう側には 何がでてくるのか

ここを寄せると どういうゆがみが生じるのか

これがアタマの中で想像できれば 80%くらいは すでに手術をしたことになってる

じゃ どうしたら 想像力が豊かになるかって?

簡単だよ

助手をやってるんだったら 術者のアタマのなかに入って その目から見たらいい

マルコビッチの穴 みたいに ね

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