学術講習会2014
頭蓋顎顔面外科学会の学術講習会を、大阪で開催する。
今回は、矯正歯科医の先生を5名お招きして、矯正治療についてとことん教えて頂くという企画をした。
題して「顎顔面外科医のための歯科的教養講座 ーあなたも明日から矯正歯科医と楽しいディスカッションー」
お招きしたのは、藤田保健衛生大学矯正歯科の近藤俊先生、東京歯科大学矯正歯科の坂本輝雄先生、東京大学顎口腔外科・歯科矯正歯科の 須佐美隆史先生、明海大学矯正歯科の真野樹子先生、聖マリア病院矯正歯科の森下格先生方だ。
みなさん、いうまでもなく、顎顔面領域では一流の先生方。
しかも外科医のマインドもよお〜〜くご存じの矯正歯科医なので、安心してすべてをお任せできるパートナーなんです。お声がけした時、みなさん快く引き受けて下さって、ほんと、とても嬉しかったです。
当然なのだけれど、矯正歯科医と形成外科医とでは、治療に対する考え方やアプローチが異なる。でもそのこと自体は、実は大きな問題ではない。なぜなら、治療を受けるのは患者さんであって、治療の価値を決めるのは患者さんだからだ。
ところがしばしば、治療方針を巡って、不毛な対立軸ができることがある。それぞれが治療者としてのパワーやフィロソフィーにこだわりすぎるためなのだが、そこでは患者さんが不在になるので、結局はあまりよろしい結果にならないことが多い。
こうした問題を解決するためには、やはり相互理解、対話が重要だと思う。
対話を重ねることにより必ず目的は共有されて、それぞれが最大限の力を出すことができるし、結果的に患者さんにも質の高い治療を提供できる。
そして対話の基本となる相手の立場や考え方を尊重するために、まずは相手の言語を学ぼう、というのが今回の目的だ。
さて、今回は応募が定員をオーバーしてしまって、申し訳なかったのだけど、数名の方には参加頂けなかった。(また企画しますので待っててください)
講習会は、実習をたくさん盛り込んだおかげもあって、とっても盛り上がり楽しいものでした。きっと参加者の方も楽しんでくれていたと思う。
講師の先生方たちとは、企画の段階から何回か集まったんだけど、矯正の話を聞いてるのが、それはそれはほんと面白かった。矯正も当然ながら職人気質の世界観があって、ちょっとしたことからアツイアツイ議論になっちゃう。打ち合わせ後はいつも呑み会だったんだけど、酒が入ってるのも手伝って、延々・・・
私も調子に乗ってチャチャを入れるもんだから、酒は進むし語りは熱くなるしで。
いつも企画する私がいちばん楽しませてもらっています。
今回も、ありがとうございました。ごっつぁんです。
ばらばらにした歯を鑑別せよ! って、ようわからんわ
もちろんセファログラム・トレース実習も。
プロの直接指導に、くいつく受講生!
グループ毎の症例検討。
ベストプランを、頼むよ!
あ〜楽しかった。
で、このあとは、やっぱり、お決まりの呑み会でした。