IPRAS 2
これだけのサイズで、さまざまな国からの発表をみると、治療法の評価も一筋ではいかないないことがよくわかる。
唇裂口蓋裂は、その典型だ。
Developing contry でNAM の施行は、ほとんど無理。だからそれを前提にした手術法なども、いくら結果がよいと言っても意味がない。
あるいは先進国であっても、術後のリテイナーが受け入られるところはきわめて少ないようだ。せいぜい1~2週間で、台湾グループが勧める6ヶ月というのも、あり得ないという。だからそれを前提としたオペは、意味がない。
このところのNYU からのNAM やGPP、Chang Gung からのradical approach をみると、ちょっと違う方向に行ってるのではないかと思う。日本のケータイや家電のように、機能はすごいがちょっと過剰でコストもかかりすぎ、なんだかガラパゴス化しているといった印象だ。
先端の治療法を推し進めるのと同時に、世界に受けいられる治療法の開発も必要だろう。その方が多くの人を幸せにできる。