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縫うのって好きじゃないのよ・・

「あとは ○○君 よろしく頼む」

外科のドラマなんかで 手術のヤマ場を超えたあと 教授がこう言ってオペ室を後にする場面が多いけど これって なんだか ちょっとわかる・・(実際 こういうのって あるんだよ・・ イヤ 決して悪い感じじゃないんだよ・・財前教授みたいにさ・・・)

なぜかっていうと 手術の最後は お腹を閉じるとかといった縫合の仕事が多いんだけど それって 創造的な仕事じゃないからなんだ.

こういうと ちょっと語弊があるかもだけど 手術では さまざまな状況に応じて 臨機応変に対応することが求められる.発想の転換というか 物の見方というか.そんなとき おおーー! こんなやり方があるとは・・・ という場面に遭遇すると これは まさに芸術だ! となる.

そういった意味で 手術はアートなんだけど 縫合というのは どうしても作業に近いものになる.
いやもちろん すごく重要なことであることは間違いないんだけど あくまで(さほど)創造的ではない という意味で作業ってことなんだ.(しつこい・・)

たとえば おいしい割烹料理でも 比較的単純な仕込みの作業 ってあるよね.ホタルイカの目を取ったり 根菜の面取りをしたり・・
もちろん 大切な作業なんだけど それでも出汁の味付けとか 高級魚をさばく板場の創造的な仕事とは 比べものにならない.そして 一流の板前さんは 基本 下積みからの修行をぜんぶやってきたんだよね.だからこそ 創造的な仕事ができる って思う.

そんなわけで 外科がホントーに大好きな外科医は 「作業」があまり好きでない という話で じつは 私もそうなんです.いや ちゃんと縫いますよ もちろん. テキトーってことは 一切ないです.
でもね・・・楽しくは・・・ないです・・・たくさん縫うのって.

だから できるだけ 小さく切って 縫う長さを短くするようにしてます.これってつまり キズが小さいってことなんで・・・ そういったことで いい意味で「ですよねーーっ」て思っていただければ ありがたいです.

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