一番大事なお金の使い方
日経ビジネスを購読し始めて、5〜6年ほどになる。
それまで経済に関して、ほとんど興味がなかったが、あるときお金のことが気になって購読を始めた。
1年ほどでわかったのは、ビジネスは人の営みで、生きてゆくことである、ということだ。
当たり前のように続けている、ご飯を食べ家族と暮らすということが、収入によって維持されていることに、改めて気づかされた。
だから多くの人は、どうやって稼ぐか、どうすれば資産を増やせるかといったことに興味がある。
しかし最近は、それが生きることの大部分になりすぎているのではないかと思う。
あるレベルの食事と住む場所があれば、それ以上のものは生きるためには不要だろう。
言い換えれば、過剰の収入をどう使うか、そのことをもっと考えた方がよい。
かつては、カローラ->マークll->クラウン、あるいは社宅->賃貸マンション->持ち家 といったお金の使い方お手本があったが、今は誰も倣わない。
フェラーリ、超高層マンション、別荘、クルーザーといった使い方も、今日では陳腐すぎる。
(陳腐でもすごいけどね、庶民には)
だれにも気兼ねせず、自分自身の揺るがない価値観に基づいて、自由にお金を使う。
そのことを、もっと極めたいといつも思っている。