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白衣(ホワイトコート)

白衣(ホワイトコート)を着なくなって、1年になる。

夏場はシャツとパンツ、冬場はスーツでいる。
できるだけネクタイをしめるようにしているが、ノーネクタイが半分くらいだ。
オペの日には、スクラブと呼ばれるものを着て動き回っている。

きっかけは、50才になり、もう医師の菅原というより、菅原でいようと思ったからだ。

初めは、落ち着かなかった。
それまでも子ども病院の外来では、白衣を脱いでいたので外来業務での違和感はなかったが、
病棟を回る時と、院内を移動する時には、なにやら心許ない感じがした。

それで初めて気づいた。
このホワイトコートに、少なからずも寄りかかっていた自分の気持ちに。
白衣を着て、医師という自分でないと不安なのかと、情けなくなった。

白衣なんか着なくても医師だし、それよりも社会人としての菅原でいるべきだろうと思った。
その方が、患者さんと対等でいられる。
外来で初めて会う時にも、お互いイーブンの関係からスタートできるような気がする。

イギリス・バーミンガムの子ども病院に2週間ほど居たことがあるが、
白衣を着ているのはドクターと呼ばれるレジデントで、スーツ、ジャケットでいるのはミスターと呼ばれる専門医であった。

一人前になること、社会の一員として認められることは、そういうことでもあるのかと思った。

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