ビルマの苦悩
アウンサン・スーチーが軟禁を解かれて,民主化が進むなか,外国資本が入り経済的にも成長しているのが伺えた.
人の顔も みな優しく,いい思い出が多い.きっとこのまま国は民主的に発展してゆくのだろうと思っていた.
だから このところの軍部の行動は 正直ちょっと想像していなかった.
ただ その後のロヒンギャの迫害問題などから,当時すでに不安定な材料を抱えていたのは自明だ.多民族で軍事政権であった国家が孕む根深い葛藤を 恥ずかしながらその時はわからなかった.
アジアンドキュメンタリーズの特集では,2007年前後の軍事政権時代のことと その後に政権移譲した背景が くわしく描かれていて この国のかかえる複雑な問題を知ることができる.
脳で生きるニンゲンの 業ともいえる負の側面を 見せつけられます.