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SHARE 2nd

今回もたくさんのご参加を頂いた。見せ方に課題が残ったが、まずまずの評価を頂いてほっとしている。
わかったことは、内容と文脈の関係。contents and context.
次回には、ここを詰めてさらによい物をお届けできると思う。

で今回、講演をお願いしたK先生から、3年ほど前に形成外科専門医の更新を止めてしまったと聞いて、驚いた。

「学会に行っても、あんまり新しい情報あれへんし、保険診療で食うてくのに専門医の肩書きは関係ないんですわ。」

K先生は、形成外科で9年ほど勤務医をして専門医資格を取得してから開業した。
今では地域医療の大切な担い手として活躍されている。
開業した後もしばしば学会会場で顔を合わせていたが、この所あまり見かけないなぁ、と思っていたら、そういうことだった。

専門医の更新には年間一定のポイントというものがいる。
専門医はポイントを稼ぐために、学会に参加したり発表したりしなくてはならない。
それには時間を取られるし、コストもかかる。
開業医はそのために休診しなければならず、更新の意義の評価は厳しくなる。

でも、何らかの「お墨付き」があった方が、開業医にとっては何かと得なんじゃないかな、と私は漠然と思っていた。
でもK先生のように、その地に腰を据えてよい診療を続け、地域住民の信頼を得たのであれば、もはや学会レベルのお墨はどうでも良いことなんだろう。

それにしても、その程度の価値か・・というのを、あらためて思い知らされた。
それよりも、もっと悲しかったのが、皮膚科の学会には今も参加しているということで、
う〜〜む、形成外科は、どこに行くのだろうと、
立ち飲みでは、トーンが下がってしまいました・・・

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