生徒手帳
学生教育について、討論していた。
ある教授が、ペットボトルを飲みながら授業を受ける輩がおり、けしからんと言う。
確かに講義室は飲食禁であり、ルール違反という点では好ましくない。
ただ、どうしてそれが禁止なのかわからなかったので、「なぜダメなんでしょう? 私は気にしません」と言ったところ場が固まってしまった。
不謹慎な発言をしちまった・・・らしい。
幸い別の方が、私もそんなに気にしませんけど・・と助けて下さったおかげで場は和んだが、不満な方もいらっしゃったと思う。
教育という行為では、お互いの個性が向き合う。
1人の教員の個性が、多様な個性にと対峙し、ある事を教えてゆく。
100人もいれば、受け入れにくい個性が少なからずあるのも仕方がない。
しかし、教官が気にする個性と思っているモノは、たいしたものでない。
金髪とかピアスとかのファッションや、飲食や私語などのマナーであって、個性の小さな一面にすぎない。
と私は思う。
一面ではない!そういうささいな事から、生活の乱れがっ!・・・というのも、もちろんあるんだろうが、それって高校生までじゃないか?
そんなことに捕らわれて、教育規定を細かく決めるのは、大学人の仕事ではないだろうと思う。
なにより、私自身が、細かい規則になじめない。
不真面目な学生だった、という生い立ちのせいだろうと思う。