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キャリアパスの話をしてきた

先日,福島医科大学形成外科の小山教授が 講演に呼んでくれた.

「センセーのですね! 生き方っっちゅうかぁ〜 その なんかパッションがですね〜!! なぁ〜〜んて言うかなぁ〜〜 もうぉ〜〜 ほんとスゴイんで それを話していただけるとぉ〜ありがたいんですがぁ〜!」

小山先生といえば もう15年ほど前になるかな,まだアタシが大学に勤務していた時に,1週間,完全密着されたことがある.
なんでも アタシのワークライフ・スタイルを見てみたい ってことで,大事な夏期休暇を潰してわざわざ来るという.
いやそんなお見せするほどのものでもないし,なんか恥ずかしいわ って最初は断ったんだけど,どーしてもっていうことで 結局 大学からバイト先まで ずうっとご同行していただくこととなった.

そんな事も思い出したりして
「あ・あ,お声がけありがと・・じゃ・・うん わかった なんか 話すわ・・」と答えた.

そうは言ったものの 本業(外科手術)以外の話をするのは いささか勝手が違う.

アタシ個人のキャリアについて話してもいいんだけど 年寄りのつまらん思い出話を聞かせても申し訳ない・・・ってことで 次のお話をさせていただいた.

  • 今は ほんとVUCAの時代なんだわ
  • でもって 人生100年時代なんで
  • これまでの3ステージ(学習ー仕事ー老後)では立ちゆかないのは わかるよね
  • しかも外科医は,ひとり立ちまでに時間がかかるし リタイアの時期も早い
  • プロアスリートにちょっと似てるかもしれない・・
  • じゃ どうすればいいの? っていうことなんだけど
  • Connect the dots と Compas over maps を意識して生きてといいかも
  • どういうことかっていうと 幸せを感じる方向のことをやっていくと いつかそれが結実していくつもの花を咲かせるってこと
  • いまある価値,読み切れる未来を尺度にして,考えるのではなく,自身の感覚感性に忠実に生きていった方が,あんがい多様な展開をもたらしてくれるんじゃないかと思う.
  • もちろん収入という点で望む結果が出るかどうかはわからないけど,今のところ師士業であれば,しばらく食いっぱぐれることはないだろうし
  • なにより好きを突き詰めた方が,一度の人生 どういう結果になっても楽しいし,少なくとも後悔はしないんじゃないかな

っていう流れにした.

  1. 医学部卒業して,医者になって専門医まで6年の下積み
  2. ようやく一人前に仕事ができて20年
  3. 体力気力の限界までやって引退・・

という3ステージじゃなくて,マルチステージだよ といわれても 専門性の高い教育を受けた真面目な医者には なんのことやらわからない.しかし 時代は確実に変化している.

これからは 自らの意思で人生を決めて 積極的に変化していかなくてはならない.
未来を自分で決めて選択しないことは いずれ強制的に移行させられる という更なるリスクだ.

同じリスクなら 自分で選択した方が 納得できるんじゃないかのう・・とジジイは思うわよ


夜は 親しい仲間で玉子温泉へ
夜遅くまで部屋呑みしちゃって 番台からお静かにって電話がかかってきて・・・

そういえば ずいぶん前に 北大にオペのお手伝いに伺ったときも 終わった後,定山渓あたりの温泉で 朝方まで部屋呑みして騒いで フロントに怒られたなー なんてことを思い出して・・

キャリアって 楽しい仲間とどんだけよい時間を持てるか っていうことなのかもねっ

小山先生 みなさん ありがとうございました.

このあと 恒例のグダグダに 突入ですわ・・いくつになっても・・・
これがアタシのキャリアパス(笑)

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