CST@藤田医科大学
臨床手技研修(cadaver surgical training:CST)のために,藤田医科大学におじゃまする.
CSTは,ご献体を用いた手術手技研修が行えるよう,日本外科学会と日本解剖学会がガイドラインを策定して法的にそれを可能としたもので,2013年から始まった.
それまではといえば,いわゆる on the job training か,海外のコースに参加するしかなかった.私も個人的に,アメリカやタイ,香港で行った経験があるので,その有用性については十分理解している.だからこうした活動が日本でも広く行われるようになったことを嬉しく思っている.
形成外科領域の先駆けとしては,東北大の形成外科講座が2016年から取り組んでいて,その時から私も毎年関わらせてもらっている.今年も来週から3日間あるので,楽しみにしてる(笑)
そもそも解剖は 医学生がヒトの身体構造を理解するために行うところから始まったこともあって,「手術」という目線では行わない.あくまで,解剖学的な構造を知るために行うので,正直なところ手術を理解するにはちょっと物足りない.
だから外科医になったあとに,「手術」目線で解剖をさせて頂くのは ほんとにありがたい.
今回 確認させてもらったことは
- Superficial fat pad compartment が,いかほどクリアに存在するのか
- Deep fat pad compartment は,表面のcontour にいかほど影響しているのか
- Buccal fat pad は,はたして一塊で可動性のあるものなのか
- LAOの確認方法,実はBuccinator と混同してたんじゃない!
- DAO origin release がSMAS plication に与える効果
なんだけど
実によくわかったっ!!
なるほどっつ!!
なんだこれは! でした.
よかったです.近いうちに皆さんにフィードバックしますね.