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おいしそうに見えたほうがいい?

先日,プロのカメラマンさんと話をしていたときのこと

「料理の写真とかも 撮影されるんですか?」と伺うと
「ええ よく撮りますね」
「じゃ あの湯気って 撮影むつかしいんじゃないですか?」
「そうですね,あんなにキレイに 普通は 出ないんで・・・」
「・・・ていうと・・」
「・・ま フェイクっていうか・・」

要するに,あとからPSとかで貼り付けたり,レタッチとかで調整されるとのこと.

「あと コーヒー って 実は色水(いろみず)なことが多いんですよ」
「ええっ! ほんとにっ そ・それってどうしてですか?」
「ホンモノのコーヒーって 表面に脂が浮くじゃないですか.
 あれがちょっと美味しく見えないっていうか・・・」

たしかに写真では,美味しさを伝えることの方が大事なのは わかる.
しかし よりによって ただの茶色の水とは・・

騙してる とまでは言わないが,多少の盛りは仕方ないのかねぇ〜

で,このところ(てか昔からあるけど)人様の手術前後の写真をみてて
これぜったい レタッチ(修正)入っとるやん!!
と わかるのがある.

ホンモノの写真より ちょこっと盛った,映える写真かぁ・・
わからんでもないが・・・
いや! しかしっ!
サージャンが そうでは イカンだろっ!

アタシらは 患者さんのリアル・ライフのサポートしてるんだし
フェイクってのは そもそも患者さんに 失礼だろうよ

それに 知らず知らずのうちに 自分も騙されて
いつのまにか 嘘つき外科医になっちゃうって
気づかないのだろうか.

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