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形成外科基礎学会

基礎学会が横浜で開催されている。
会長の鳥飼先生からのお誘いで、外見美の基礎と臨床という内容でお話させていただく。

外見美は日本人にはあまりよいイメージではない。
実際、外見を取り繕う、外見ばかり気にして・・などのネガティブな使い回しがほとんどだ。

しかしこれは、外面を気にしているからこそのいいわけだろう。千年以上の歴史の中で、着物をはじめとする世界に通用する文化を発展させてきた日本人が、外見を気にしていないはずがない。

襤褸は纏えど心は錦・・・・
なども、外見を気にした裏返し、「意識の外見」そのものだ。

資料を作っていて気づいた。
形成外科医の美容外科に対する意識は、これに似ているのかもしれない。
とっても気にしていて、何とか身につけたいのだが、体裁もあってなかなか踏み切れない。そのうちにバンカラとか、清貧のような妙な美意識にかたより始めて、世間から遠い存在になってゆく。

形成外科医はもっとおしゃれになって「外見」を気にしないと、世間から相手にされないだろう。
何てったって、他人の顔の形を整えたり作ったりする唯一無二の診療科なんだから。

大人のあなたの「外見」が悪いのは、中身が悪いのか、ねじくれているのかの、どちらかにしか見られません。

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