ものは、人がつくる
にいがた産業創造機構が中心となって、次世代の薬剤投与デバイス(詳しく書けない)の開発をしている。
試作ができたとのことで、新潟での会議に出席する。
1億ちょっとのプロジェクトだが、やはり新しいものを作るのはたいへんだ。これでもかというくらいの高い壁がいくつもある。樹脂制作、金型製作、流速流量シミュレーション、薬事関連などなど、ぼおぉっとするくらいだ。また今回のデバイスは、50ミクロンというレベルでの仕事が要求されるので、規格の検証作業だけでも一苦労。
委員長の微細樹脂成形会社の社長のひとこと。
「これまで電子部品では世界をリードしてきた。しかしいくらいいものを作っても、所詮、電気製品だ。これからは、ほんとうに困った人を幸せにするものを作りたい。もっと人に近いところでの仕事をしたい。」
電気製品だって、多くの人を幸せにすると思うのだが、実体験できる距離感の問題だろうか。でも、そのアツイ想いに触れると、なんとか形にして世に出せるよう、お手伝いしたいと思う。
その夜は、新潟の町工場社長、工業研究所所長、工学部教授、お役所関係など、多様な方々とうまい魚と日本酒で、激しく歓談!
よいわ〜。
その後、古町へ繰り出し、定番のへぎそばでシメた。
海風が強い。
雪も激しく舞っていた。