形成外科学会総会2015

予想はしていたものの、やはり多くの知り合いから、退職の理由を聞かれた。

ほんとうのところを説明すると、長くなる。
だから、「55才でね、いったん辞めることにしてたんだよ」と答えた。

それよりも、みんなの反応が、とてもおもしろかった。

「せんせ！！うらやましっ！！ほんっとに羨まし！！も〜〜〜う、ねぇ、ほんと。またどーして。でも、うらやましい！ボクもそうしたいよぉ。うらやましいっっ！！」
ほぼ同期で、10年来のお付き合いのある教授

「いやーーもうーーー、なんか、かっこいいよねぇーー。
すぱっとねぇ。すごい！」
同期で20年来のお付き合いのある教授

「先生！（怒）なんだか、とってもがっかりしましたっ！
どうしてですかっ、途中で辞めちゃうなんて。
ほんと、悲しいというか、がっかりですよ・・私の気持ちも考えて下さい！」
自分より少し若い准教授

「いやーーー先生には、先にやられちゃったよーーー。まいったなあーーー」
20年来のお付き合いの少し上の教授

「あのね、先生にはね、○○の後継者というか、お任せしようと思ってたんですわ。
それがね、もういったい・・・ちょっと、どういうことなんだね」
定年間近の立派な教授

「長い間、お疲れ様でした。ごくろうさまでした（涙目）」
長いお付き合いの業者さん

「おまえは、ほんとに自由人だなぁ」
私のメンターのお一人

「どうしたの、せんせぇ。だってさ、日本の形成外科の代表ってことで、推薦したこともあるの憶えてるでしょ。ん？　で、これからどうすんの、え？なに？フリ〜？　お金なんか？」
地方大学の元教授

「なんだか淋しいですよ。学会にはいらっしゃるんですか？　えっそうですか。じゃよかったです。また厳しめのコメントをお願い致します。今後ともよろしくお願い致します」
セミナーによく参加してくれる中堅有望株

「・・・・お疲れ様でした・・・（伏し目）」
新任若手教授

「先生、辞める噂ってほんとなんですか？　ええっつ！　ホントなんだ！！
ただの噂かと思ってた！」
まじめで、まっとうな部長クラスの先生

みなさん、ありがとうございました。

学会は・・・そうですね。
その役割という点で、いろいろと考えるところが、多かったです。

少し寝かせて、熟成させます。