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わたしの美容外科修練 その3

しばらくは 栃木の大学病院で勤務する傍ら 週1日だけ美容診療をする という状態が続いていた

あるとき 医局のなにかの集まりのときに リッツ美容外科の廣比先生から 声を掛けられた

「先生 内視鏡のブローリフト 教えてくれませんか」

内視鏡のブローリフトは 当時 アメリカで流行り始めていた新しい手術手技で 私はそれを顔面神経麻痺の治療に応用できないかな と思って ちょうど1年ほど前に ボルチモアで行われた解剖コースに参加した後 大学病院で数十例に行い始めていたときだった

「え・・・うん いや もちろんいいけど・・ボクなんかでいいの?」

廣比先生は 少しだけ医局の後輩になるが 早い段階で美容外科のトレーニングを始めていて 少し前に高級路線の美容医療を掲げて開業したばかりだった

なぜ ちょっと躊躇したかっていうと 当時 アンアンとかに広告を4ページぶち抜きで出せるくらいの勢いのあるクリニックを立ち上げた 新進気鋭の若手美容外科医のスターだったからだ

「ぜひ! お願いします!」

といわれて あ・・は・・はい・・ と答えてしまった

そうして リッツでアンチエイジングのブローリフトを始めたんだけど 大学病院でさんざんやっていたから そのまま同じことをやるだけだったので 気は楽だった

もちろん 高価格設定の施術費にはちょっとびびってたのはあるけどね・・

あと いわゆる顎変形症手術 ルフォーとか上顎の分節セットバックとかも それなりに大学でやっていたので 手術のかたわらにやり方のコツとかを話してた

廣比先生からは エラ削りや目や鼻とか いろんなオペを見せてもらって教わった

このころから 週末にも美容外科を始めたので 形成外科4日 美容外科2日 ってかんじになってたと思う

それにしても 形成外科でやってた仕事が まんま美容外科で価値を生むとは 思ってもみなかったんだよ

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