顎顔面外科学会 名古屋
頭蓋顎顔面外科学会に参加する。
私の好きな集まりのひとつだ。
今年は、マニアなシンポジウムが並んでいて、これってどれくらい集まってくれるのかな、と思ったがなかなかの盛況だった。
なぜかポルシェの展示なんかもあったりして、ちょっと華がある。
ピンクのスーツに身を包んだ会長の吉村先生も、もちろん、華である。
で、今年から学術講習会のアレンジを担当している。
今回は、耳の形成だ。
実は、耳、結構面白い。
なんというか、形成外科医の脇をくすぐる感じだろうか。
ある種の耳介奇形などは、ついつい凝りすぎて、気づいたら4時間もやっていた・・・なんてこともあった。
(長時間オペは、基本的には好ましくないから、どこかで妥協しなくちゃならないんだけどね)
で、講習会は、耳の粘土作りから始まる。
これがね、案外むつかしいんです。
ちょうどその頃、バックヤードでワークショップの仕込みにかかる
山田先生と小山先生
はんぱない、道具の凝りよう。
もちろん、前の晩に、研ぎ込んである!
(あ、包丁は、さっきスーパーで買ったものです・・)
仕込み、完了!!
じゃがいも、ニンジン、シリコンによる耳フレームの競演。
う・つ・く・し・い・・・実に!
(食べたい。。。)
ひたすらに、彫る、彫る、彫る
ワイヤーで止める、止める、止める
イモとニンジンと包丁とコーヒー
おまけに、粘土と持針器・・
ほんと、なにやってる現場か、わかりまへん・・
マエストロ認定小耳症マスター4名には、「イヤー・リング」が贈呈されました。
(本場、アムステルダムのゴッホ美術館から納入したものです)
あっという間の、8時間でした。
みなさん、おつかれさま。
でも、小耳症が、こんなに熱いとは思いもしませんでした。
やってみないと、わからないものですね。