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教授時代の仕事

先日、都内の大学教授と会食をする機会があった。
活動的な形成外科講座の主任をされている。

久しぶりに大学での仕事を聞かせてもらっているうちに、自分がそうだったころを思い出した。

「先生は、医局員に病院の各種委員会には出なくてもいい、って言ってたそうですね。」
「えっ、いや、出なくてもいいとは、言ってないよ。ただ、委員会があるので出ましょうね、私はみんなにそう伝えましたからね、あとはね、それぞれが判断してね、って言ってたよ。」
「それって、出なくてもいい、ってことですよね」
「・・・う〜ん・・そうとられちゃうかなぁ〜〜もしそうなら心外だけど、そうとられても仕方ないかもね・・・」
「・・なんという教授なんですか!(怒)」
「でもさ、いやじゃん、そういうのを部下に命令するのはさ・・・だいいち自分も行きたくないし・・・」
「子どもですか!(怒怒))」
(とは言わなかったけど、そんな雰囲気だったよ)

教授といえども、大学のなかでは中間管理職だ。
たいした権限ももたない。

もちろん管理者としての仕事が、重要であることはわかる。
しかし、医師を育てる、高度医療を提供するといった、医師免許を持つものでしかできないこと以外の仕事が、とにかく多い。

朝夕、タイムカードをちゃんと「ぴっ」するように指導せよ
(これって教授が言ってやらせること?)

医療安全講習に出席しない医師を、出席させるように指導せよ
(なんだか、生活指導の教師みたいだ・・・)

ご飯もすんで、
「もうちょっと呑んでく?」
って誘ったけど、
「いえ、明日早いんで・・・」
とやんわり断られた。

そうだったよな、大学時代、朝も早かったしな、なんて思い出した。
やっぱり、ちょっと遅くまで呑んでられる今が、いいわ。

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